辺境の夜市 町の少数民族
ラオスは山に綺麗な衣装の少数民族、町に絹織物と、布の宝庫だ。
今更こんな大御所に初めて行くなんて、、、だけど見たい。まだ間に合うなら。
ルアンパバーンから中国との国境、ルアン・ナムターまでバスで移動する。
8:30からローカルバスで移動を開始し、着いたときには16時を回っていた。
明日は少数民族の村を訪ねるのでガイドをブッキングする。
そうすればもう夜だ。夜市の時間だ。
ラオスでは、首都のような大きな街にもここのような小さな町にも夜市が立つ。
販売されているのは主に食品で、持ち帰る前提のお惣菜も、ここで食べる屋台も両方。
雨季だからいきなり結構な雨が降ってきたが、テントを張って御構い無しに営業が続く。
店番のおばちゃんたちは、ポリ袋を棒の先につけて振り回すのに忙しい。ハエよけだ。
ここの夜市は、小さいけれど、ラオス旅の中で一番見応えがあった夜市だった。
メニューが、明らかに他と違う。
昆虫食!はいリアル昆虫食!!
辺境キターーーー!!とテンション爆上げ。
こうしたお惣菜が眼の前で取引されるのを見るとワクワクが止まらない。
ネタとかじゃなくて、これが生活に根ざした文化!!
地球面白い!!日本は遠くなりにけり!!
まぁ、量多いし私は食べないけど←
もう無理はしない主義なのだ。
美味しそうなものだけ食べたいのだ。いい大人なので。
ウケ狙いで変なもの食べたくないのだ。youtuberじゃないので(偏見)
ということで、屋台で串焼きとスイーツビュッフェをチョイスした。
お腹満たされてハピネスなので、ホテルに帰ろう。明日6時スタートだし。
と、
夜道を歩いていたら、声をかけられた。
アカ族の女性たちだ。それとわかる服装をしている。
ぎゃんかわである。可愛すぎてどうしようと思う。
まさかファーストコンタクトがこんな夜道になるなんて。
うおお、写真撮らせてつかぁさい。
おかあさんたちに手を引かれ、道端のガレージに引き入れられる。
椅子(木のブロック)に座らされるや、膝の上に何やら並べられる。
あ、これは、、、、物売りだ。
ブレスレットを買わせたいらしい。
でも私、布じゃないから興味ない。
合点がいった。観光客相手にこういうことをやるためのあの服装か。
まんまとやられたけど、こっちも買う気ないのでさっさと退散しよう。
昆虫食でローカル文化に触れて高揚して油断していたが、
この町は、「少数民族であること」がビジネスになることを知っているようだ。
翌朝知ったが、このおかあさんたちはこのガレージで寝泊まりしている。
その次の日もこの辺りでブレスレット売ってた。
それほどまでに貨幣が欲しいのだ。
その背景には彼らの貧困もあるんだろなと、空を仰いだ。