初みんぱく!

世にも!希なる!フォークテキスタイル好きのための!展示!それが!
「特別展 世界の織機と織物」於 国立民族学博物館


京都、奈良を歩いて、三日目は大阪 万博公園みんぱくです。


パンフレットの写真と相似の編み編みエントランス。



世界中の織機と織物が、発展度合い順に展示されていました。
最も原始的なものは、人間の体を織機とした「からだ機」です。
布が、有史以前から人間とともにあったということに思いを馳せてしまいます。
以前身体論をやっていたとき、衣服は身体の延長という論文を掃いて捨てるほど読みましたが、*1
衣服が身体によって制作されていたということが興味深いです。

南米や東南アジアが多めで、西アジア、つまり絨毯はあんまり多くはなかったように思います。
それでも、絨毯の織機は数台あって迫力ありました。

織機だけでなく、素材も触ることができたり、体験コーナーも充実していました。
一番印象的だったのは、ヤマアラシの針で織った布。
フォークテキスタイルというのは、その土地の風土を色濃く反映していることを改めて感じました。

それにしても、この展示は図録が出ないらしいです。
こんなに充実しているのに勿体無い。


常設展示も素晴らしいですね!!日本にこういう施設があることを感謝します。
ただ、平日行くと人がいなさすぎて、祭祀の仮面が怖いです。