友人の勧めで、朝の鶏市場を見に行った。
市場といっても、建物はない。
朝の時間だけ、路上に現れる市場だ。
でっかいシャーレみたいな籠に入れられて鶏が売り買いされている。
死期を悟ったのか、よくわかってないのか、暴れない鶏たち。
足を縛った鶏をポンポン投げるおじさん。
投げられた鶏(全部生きてる)を自転車に満載して運ぶおじさん。
絞めて肉にするところまで路上でやっちゃう。
今までにも、路上で家畜を絞めている場面を見たことがあるが、
何度見ても日本と違って食べ物の命を奪うことへの距離が近いなぁ、と思う。
お昼にチキンロールを食べながら、
「おいしいなー。朝の子だったのかなー。南無南無。」
と手を合わせた。鶏さんいつも良質なたんぱく質をありがとう。