竹林と庵とシタールの調べ

久しぶりに榊さんの絨毯の集まりに参加できました。暇があるって素敵。


竹林に鎮まる庵で、シタールを聞きました。
シタールの調べを聞いたのは初めてでした。しかもその距離2m。

シタール(右):沼沢ゆかり
タブラ(左):石田紫織
(敬称略)


シタールの美しさといったらありません。
胴の部分は干瓢の元、夕顔の実なのだそうです。見たことなくて驚きました。こんなに大きくなりますか。
工芸品とも言えるような綺麗な楽器から、とんでもない綺麗な音がまろび出てきて驚きました。
低く太く響く音から、繊細なつま先立ちのステップのような軽やかな音まで同じ楽器から出せるなんてまさに奇跡。
ムガル文化は洗練されていますね。トゥルク系王朝とイラン文化、インド・アーリア文化の邂逅よありがとう。
大して音楽と関わりのない人生を送っているので、コメントに説得力がないのは承知しています(笑)
タブラの音色も叩く部位や叩き方で表情が全く違うとは思いませんでした。
石田さんは足繁くインドに通って習ってらっしゃるそうですが、情熱を感じる演奏でした。
ああ、本当にコメントに説得力がない。

実を言うと、物欲の塊であるところの私は、シタールや衣装に目を奪われていました。
装飾に使われたトルクメンの絨毯、シタール象牙や彫刻の美しさやタブラの鞣し皮の風合い、謎の白い粉とお盆、、、
石田さんの藍の更紗はブロックプリントですよね。なんという力強さ。ドラムスにぴったりだ!
沼沢さんの臙脂のサリーは聞けばオリッサのものだとか。絣の花模様の繊細なこと。超欲しいんですけど!買いに行こう!


シタールの弦止め?が鳥の形できゃわわ!!


今日は「ちょーきれー!」「きゃわわーー!!」と叫びたい衝動を抑えるのに必死でした。
そして、お二人が演奏中に目と目を合わせて会話しているのが超かっこよかったです。

小学生の作文か。ああ、ほんとにコメントに説得力がない。