徒然

はじまりのころも と、その謎

初まりの衣がある。 フォークテキスタイルにはまった、きっかけ。 私は、北パキスタンで、古い刺繍の羽織を買った。 山あいに延びる細長い町。 坂の上の絨毯屋の欄干に、その羽織は掛かっていた。 高く蒼い空に緑の表地と赤の裏地が翻っていた。 捕まえると…

竹林と庵とシタールの調べ

久しぶりに榊さんの絨毯の集まりに参加できました。暇があるって素敵。 竹林に鎮まる庵で、シタールを聞きました。 シタールの調べを聞いたのは初めてでした。しかもその距離2m。シタール(右):沼沢ゆかり タブラ(左):石田紫織 (敬称略) シタールの美…

『きっと、うまくいく(3 idiots)』見たらハマった。

ボリウッド祭り開催中の早稲田松竹で、インド映画『きっとうまくいく』を見ました。 いろんな人が勧めてくるので、暇になったことだしね。見るよね。 会場は初日満員御礼。 (ここから先の文章は、ただの映画の感想です。ネタバレアレルギーの方はお帰りくだ…

乙嫁語り 5巻 感想 

待ちに待った新刊が出ました! 中央アジアファンが今一番読みたい漫画、『乙嫁語り』。 大学生協で新刊を発見し、レジにゆくまで約5秒。 早く読みたくて、でも読むなら家でキャアキャア叫びながら読みたくて、 じゃあもうジム行くのやめて家帰ろうと思って、…

ミズクラゲまんじゅうをつくる

すみだ水族館の水槽。 ミズクラゲは、丸まりながら水流の中を漂っていました。 肉厚な笠は力強く脈打っていますが、手で触ったらひんやりとしびれてしまいそうです。 「ミズクラゲってさぁ、みずまんじゅうみたいじゃない?」 腹を空かせた2人の女子大生は言…

岩絵具騒動

質の良い財布を探していたら、こんなものを見つけた。 皮革伝統工芸 文庫屋大関 姫路の伝統工芸で文庫革という。いまは浅草の仲見世裏に一軒のお店が残るのみらしい。 白革に型押しし、絵の具で色をつけ、錆をかけたあとで漆を塗って仕上げる。 絵の具の中に…

部族の手仕事

triBeさんの展示「部族の手仕事」を訪ねました。 場所は新宿エスティック情報ビル クリスタルスポットでした。 ソフレもトルクメアクセも超綺麗でした。 ガラス張りの展示スペースなので、外から見ても絨毯の独特な雰囲気が目立っていたと思います。 良き出…