天然染色バグルー村

昨日買い物をしたサンガネール村の布屋のUさんとバグルー村に行く。
バグルー村も、サンガネール村同様ブロックプリントで有名な村だ。
Uさん曰く、違いはバグルー村は規模が小さく、ベジタブルプリントであること。
インドの人は、天然染色のことを「ベジタブルプリント」だとか「ベジタブルダイイング」とかいう。
実際、使われているのは野菜ではなく、泥や藍といった染料なのだから可笑しい。


Uさんの友人の工場で、藍のブロックプリントを見ることができた。
版木で染料を乗せるのではなく、防染を施すタイプの染めだ。


青の濃淡が2度染めの手間を証明している。


まずは、版木に泥をつけて布にぽこぽこ押してゆく。


泥が乾ききる前に防染部におがくずをまぶす。


藍甕に漬け込む。

そこらへんで(!)乾かす。

もう1度防染を施して染めたうえで、防染の泥を釜で煮溶かす。

素朴な色合いが愛らしい藍染
はしゃいでベッドカバーやドパタ(女性が使う大判ストール)を大人買いしてしまった。
綿の薄地のドパタを大量買いする私を見てUさんは不思議がっていた。
インドでは、綿の薄地はそんなにいいものだとは思われていないそうだ。
柔らかで軽い肌触りは日本人にとっては魅力的なんだけども。
インドの価値観はよくわからない。